舞台は第2部から50年後、1989年の日本。「悪霊が取り憑いた」と自ら留置所に籠る孫・空条承太郎(くうじょうじょうたろう)のもとを、祖父ジョセフ・ジョースターが訪れます。承太郎が悪霊だと思い込んでいたものは、「幽波紋(スタンド)」と名付けられた能力。ジョセフたちにも同時多発的にスタンド能力が発現しており、その原因は100年の眠りから覚めたDIOの復活にあったのです。
100年の時を超えた因縁を断ち切るため、承太郎とジョセフ一行は、DIOのいるエジプトへ向かいます。「スタンド」が初登場するのが、この第3部です!
この部を読む空条承太郎くうじょうじょうたろう
スタンドは「星の白金(スタープラチナ)」。ジョセフの孫。寡黙だが、やる時はやる性格。
ジョセフ・ジョースター
スタンドは「隠者の紫(ハーミットパープル)」。戦いの経験値は随一。
花京院典明かきょういんのりあき
スタンドは「法王の緑(ハイエロファントグリーン)」。冷静沈着な性格。
ジャン・ピエール・ポルナレフ
スタンドは「銀の戦車(シルバーチャリオッツ)」。一行のムードメーカー。
モハメド・アブドゥル
スタンドは「魔術師の赤(マジシャンズレッド)」。一行の軍師的な存在。
イギー
スタンドは「愚者(ザ・フール)」。一筋縄ではいかない性格の犬だが、実力は相当。
DIO
ジョセフの祖父ジョナサンの体を奪い、100年の眠りから復活。スタンド能力も身につけ、ジョースター一族の根絶を目論む。
スタンド
生命のエネルギーがつくり出すパワーある像(ヴィジョン)で、そばに現れて立つことから「幽波紋(スタンド)」と名付けられた。スタンドは使い手によってその見た目や能力が異なる。たとえば、承太郎のスタンド「スタープラチナ」は、屈強な体躯の像(ヴィジョン)を持ち、至近距離から放たれた銃弾をつかみ取るスピード、精密動作性に加え、圧倒的パワーを兼ね備えている。
©荒木飛呂彦 & LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社