REPORT

「ジョジョの奇妙な冒険」
アニメ10周年記念上映イベント
「ファントムブラッド」回レポート

 8/21(日)池袋グランドシネマサンシャインにて「ジョジョの奇妙な冒険」アニメ10周年記念上映イベント「ファントムブラッド」回が開催された。「ジョジョの奇妙な冒険」アニメーションシリーズ10周年を記念し各シリーズより選りすぐりのエピソードの上映を行う本企画。およそ350名のファンが集まった初回「ファントムブラッド」回では、名作と名高い第3話「ディオとの青春」、そして「ファントムブラッド」のクライマックスが描かれる第8話「血戦!JOJO&DIO」の2エピソードの上映が行われた。

 上映後には興津和幸(ジョナサン・ジョースター役)、岩浪美和(音響監督)の2名によるスペシャルトークが披露された。
 最前席で上映を鑑賞していたと話す興津は、『ふるえるぞハート!燃え尽きるほどヒート!!刻むぞ血液のビート!山吹色の波紋疾走!!』と熱く台詞を叫びながら登壇。
 岩浪音響監督が「スペシャル・シネマティック・リミックス!」と銘打つ、特別な音響調整が施された上映直後のトークということで、会場のテンションも最高潮にトークがスタートした。

 これまで数千もの作品を担当してきたと話す岩浪音響監督だが、その中でも一番記憶に残っている収録現場は「ファントムブラッド」の第3話「ディオとの青春」のアフレコだと言い、「あの熱量。アフレコ終わった後の興津さんの姿を覚えているけど、全身汗まみれで出てきた。暑さだけじゃなくて、本当に炎の中で戦っていたと思うよ。強烈に記憶に残っている」と話す。
 その後もスペシャルトークでは会場でしか聞けないアフレコ秘話を次々に披露。興津は実際に収録に使用したアフレコ台本を手に取りながら、名台詞「なっ!何をするだァーーーーーッ!」収録時について、「アフレコ当日、『何をするんだ』、と書いてあった台本から『ん』を消してくださいって言われたんですよ!細心の注意を払って作っているのがこのジョジョのアニメ」と、当時よりアニメ化に際し原作準拠への拘りを見せていたことを明かす。

 イベントの最後には続く「戦闘潮流」回、「スターダストクルセイダース」回の開催日程が発表された。
 興津から「9月からストーンオーシャン第13話以降も始まりますが、徐倫は良い子なんですよ!是非楽しみにして欲しいです。今日はありがとうございました!」とコメントがあり、イベントは幕を閉じた。

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