STORY各話あらすじ

黄金体験(ゴールド・エクスペリエンス)

南イタリアの都市、ネアポリス。風光明媚な観光地だが、ギャングが支配する街でもある。ジョースター家の宿敵・DIOの息子と思しき人物「汐華初流乃」を探すため、この街を訪れた広瀬康一は、青年ジョルノ・ジョバァーナと出会い、荷物を盗まれてしまう。その際、康一はジョルノこそが探していた「汐華初流乃」であり、同時に彼がスタンド使いであることを知る。一方、ジョルノはギャングの「涙目のルカ」から因縁をつけられてトラブルになり、それが原因で同じくギャングのブローノ・ブチャラティから狙われることになる……。

脚本:小林靖子 絵コンテ・演出:津田尚克 作画監督:石本峻一・片山貴仁・小林亮

ブチャラティが来る

涙目のルカに重傷を負わせた犯人を探るブチャラティは、スタンド「スティッキィ・フィンガーズ」の攻撃でジョルノを追い詰める。対するジョルノは、スタンド「ゴールド・エクスペリエンス」で応戦。ジョルノは戦いのなかで、ゴールド・エクスペリエンスに「生命を与える」能力だけでなく、攻撃した相手の「感覚だけを暴走させる」能力があることを知る。

脚本:小林靖子 絵コンテ・演出:髙橋秀弥 総作画監督:石本峻一 アクションディレクター:片山貴仁 作画監督:横山謙次、千葉山夏恵

塀の中のギャングに会え

「パッショーネ」に入団するというジョルノの覚悟を理解したブチャラティは、ジョルノに入団試験を受けさせる。試験を出すのは刑務所に収監中の幹部・ポルポ。ポルポはジョルノに炎が灯ったライターを渡し、24時間、炎を消さないよう命じる。しかし試験に臨むジョルノの前に、盗まれたパスポートを取り返すため、康一が現れた。

脚本:ヤスカワショウゴ 絵コンテ・演出:木村泰大 総作画監督:田中春香 アクションディレクター:片山貴仁、岩崎安利 作画監督:SHIN HYUNG WOO、木下由衣、中野圭哉

ギャング入門

ライターの炎を再点火すると、突如、ポルポのスタンド「ブラック・サバス」が出現し、攻撃してきた。ジョルノは苦戦するも「ブラック・サバス」の弱点を見抜き、追ってきた康一と共に立ち向かう。その戦いの中で康一が「矢」の存在に気付き、ポルポの課した試験の狙いがスタンド能力の発現にあることを知る。

脚本:ヤスカワショウゴ 絵コンテ:木村泰大 演出:鈴木恭兵 総作画監督:田中春香 アクションディレクター:岩崎安利 作画監督:森藤希子、重本和佳子、横山謙次、中野圭哉、木下由衣

ポルポの遺産を狙え!

「パッショーネ」の入団試験に合格したジョルノは、ブチャラティの部下であるレオーネ・アバッキオ、グイード・ミスタ、ナランチャ・ギルガ、パンナコッタ・フーゴ と出会う。ジョルノを迎え入れたブチャラティチームの一行は、ポルポの隠し財産の100億リラを回収するため、カプリ島へと向かう。一方、噂を聞きつけた「パッショーネ」のギャング達も、ポルポの遺産を狙い動き始めていた。

脚本:小林靖子 絵コンテ:津田尚克 演出:亀井隆広 総作画監督:石本峻一 アクションディレクター:岩崎安利、片山貴仁 作画監督:髙阪雅基、藤本真由、SHIN HYUNG WOO、石本峻一

ムーディー・ブルースの逆襲

カプリ島へ向かう船の上で、何者かからスタンド攻撃を受けたブチャラティ一行。ひとり、またひとりと船から消える中、隠れた敵の正体を暴くために、ジョルノは自ら攻撃を受ける。新入りを信用していないアバッキオだったが、ジョルノが覚悟を証明したことで、アバッキオはスタンド「ムーディー・ブルース」を発動。ナランチャに起こった出来事を「再生(リプレイ)」させ、ブチャラティと共に敵の能力の謎へと迫る。

脚本:ふでやすかずゆき 絵コンテ:髙橋秀弥 演出:三上喜子 総作画監督:田中春香 アクションディレクター:片山貴仁 作画監督:横山謙次、千葉山夏恵、森藤希子、中野圭哉、重本和佳子

セックス・ピストルズ登場 その①

ポルポの遺産を狙っていた組織の一員、ズッケェロを倒し、捕らえられていた仲間を救出したブチャラティ。しかしズッケェロは戦いに敗れる前に、ブチャラティたちがカプリ島へ向かっていることを仲間の男に無線で連絡していた。ムーディー・ブルースの能力でその男がすでにカプリ島で待ち伏せしていることを知ったジョルノとミスタは、船より先に島に上陸し、その男を始末すると提案する。

脚本:ふでやすかずゆき 絵コンテ・演出:鈴木恭兵 ダンスパート絵コンテ・演出:木村泰大 総作画監督:田中春香 アクションディレクター:片山貴仁 銃器作画監督:宝谷幸稔 作画監督:森藤希子、真島ジロウ、姉崎早也花、小林亮、千葉山夏恵

セックス・ピストルズ登場 その②

ジョルノと共にカプリ島に上陸したミスタは、ズッケェロの仲間・サーレーを発見。ミスタはスタンド「セックス・ピストルズ」の能力で撃った弾丸を操作し攻撃するが、サーレーのスタンド「クラフト・ワーク」の前に苦戦を強いられる。なんとか反撃を試みるミスタだったが、彼の手元には弾丸が「4発」しか残っておらず……。

脚本:ふでやすかずゆき 絵コンテ:尾根真砂子 演出:長田伸二 総作画監督:石本峻一 アクションディレクター:岩崎安利 銃器作画監督:宝谷幸稔 作画監督:木下由衣、SHIN HYUNG WOO、小林理、長田伸二、津曲大介

ボスからの第一指令

ポルポの隠し財産である100億リラの回収に成功したブチャラティたち。そんな彼らの前に、組織の幹部ペリーコロが現れる。ブチャラティから100億リラを受け取ったペリーコロは、ブチャラティを幹部に昇進させ、さっそくボスからの命令を伝える。その内容は、ボスの娘トリッシュ・ウナを組織の裏切り者たちから護衛することだった。

脚本:猪爪慎一 絵コンテ・演出:南川達馬 総作画監督:石本峻一 作画監督:髙阪雅基、宝谷幸稔、木下由衣、姉崎早也花、千葉山夏恵、岩崎安利、小林理、中野圭哉

暗殺者(ヒットマン)チーム

ホルマジオのスタンド「リトル・フィート」の攻撃を受けたナランチャの身体は、少しずつ小さくなっていた。しかしナランチャはスタンド「エアロスミス」のレーダーを駆使し反撃。エアロスミスの激しい攻撃に追い詰められる中、ホルマジオは「暗殺者チーム」がボスから受けた屈辱の記憶を思い出していた……。

脚本:猪爪慎一 絵コンテ・演出:藤本ジ朗 総作画監督:石本峻一 アクションディレクター:岩崎安利 作画監督:小林亮、森田莉奈、上竹哲郎、姉崎早也花、田中春香

ナランチャのエアロスミス

ボスの娘・トリッシュを狙うホルマジオは、リトル・フィートの能力でナランチャの身体を数センチまで縮ませ、捕獲。蜘蛛の入った瓶にナランチャを閉じ込め、トリッシュの居場所を問い詰める。絶体絶命の状況の中、『トリッシュを守る』という決意のもと、ナランチャはエアロスミスの銃弾を放ち、反撃を図る。

脚本:猪爪慎一 絵コンテ:三上喜子・たかはしひでや 演出:長田伸二 総作画監督:石本峻一 アクションディレクター:片山貴仁 作画監督:津曲大介、SHIN HYUNG WOO、髙阪雅基、木下由衣、田中春香、森藤希子、長田伸二、森田莉奈、小林理

ボスからの第二指令

「暗殺者チーム」からトリッシュを守り安全に逃げるため、ブチャラティ達に下ったボスからの第二指令は、ポンペイ遺跡に隠されたある「乗り物」の鍵(キー)を回収することだった。指令に従い、ポンペイ遺跡へ回収に向かうジョルノ、アバッキオ、フーゴの3人。そしてフーゴは、遺跡の壁に不自然に掛けられた鏡の中に、怪しい人影を見つける……。

脚本:ヤスカワショウゴ 絵コンテ:吉田泰三 演出:亀井隆広 総作画監督:田中春香、石本峻一 アクションディレクター:片山貴仁 作画監督:片山貴仁、横山謙次、姉崎早也花、千葉山夏恵、石本峻一、田中春香、岩崎安利

マン・イン・ザ・ミラーとパープル・ヘイズ

鏡の中に潜んでいたのは、暗殺者チームの一員、イルーゾォだった。イルーゾォのスタンド「マン・イン・ザ・ミラー」によって鏡の中に引きずり込まれたフーゴは、スタンド「パープル・ヘイズ」を発動し、応戦を試みる。一方、任務の遂行を第一に考えるアバッキオは、フーゴを探すよう主張するジョルノを残し「犬の床絵」へと向かう。しかし、アバッキオが鍵を回収しようとした瞬間、彼も鏡の中へと引きずり込まれてしまう……。

脚本:ヤスカワショウゴ 絵コンテ:吉田泰三 演出:江島泰男 総作画監督:石本峻一 アクションディレクター:岩崎安利 作画監督:SHIN HYUNG WOO、木下由衣、小林亮、髙阪雅基、岩崎安利、森藤希子、津曲大介、宝谷幸稔

フィレンツェ行き超特急

「ヴェネツィアまでトリッシュを連れて行く」。ボスからの次なる指令に従いブチャラティ達はネアポリス駅へ向かう。「6番ホーム、『亀』のいる水飲み場で『鍵』を使え」。メッセージに従い水飲み場を探すが、鍵穴がみつからない。一方、暗殺者チームのプロシュートとペッシがネアポリス駅までブチャラティ達に迫っていた。鍵穴の謎を解いてフィレンツェ行きの超特急へ飛び乗るブチャラティ。追いすがる暗殺者チーム。そして、列車が発車する。

脚本:ふでやすかずゆき 絵コンテ:川畑喬 演出:鈴木恭兵 総作画監督:田中春香、石本峻一 銃器作画監督:宝谷幸稔 作画監督:横山謙次、千葉山夏恵、姉崎早也花、宝谷幸稔、小林理、木下由衣、角田春美、中野圭哉、糸井恵

偉大なる死(ザ・グレイトフル・デッド)その①

列車の中で姿を隠したブチャラティ達をあぶり出すため、プロシュートは、スタンド「ザ・グレイトフル・デッド」の能力で、車中の人間を無差別に老化させはじめる。亀の中に隠れていたブチャラティ達だったが、次第に老化が始まり危機に陥る。ミスタが外に反撃へ向かうが、罠を張っていたペッシのスタンド「ビーチ・ボーイ」に捕らえられてしまう。プロシュートとペッシ、ふたりの暗殺者にミスタは追い詰められる。

脚本:ふでやすかずゆき 絵コンテ・演出:南川達馬 総作画監督:石本峻一 アクションディレクター:鈴木勘太 銃器作画監督:宝谷幸稔 作画監督:上竹哲郎、森藤希子、片山貴仁、森田莉奈、SHIN HYUNG WOO

偉大なる死(ザ・グレイトフル・デッド)その②

セックス・ピストルズNo.6の知らせを受け反撃に出たブチャラティだったが、ザ・グレイトフル・デッドの強力な能力の前に苦戦を強いられる。『覚悟』を決めたブチャラティは、プロシュートを道連れに時速150kmの列車の外へと身を投げ出した。激闘の末、最後の力を振り絞りザ・グレイトフル・デッドを発動するプロシュート。その姿に、彼の覚悟を「言葉」ではなく「心」で理解したペッシ。ブチャラティとペッシの『覚悟』がぶつかり合う。

脚本:小林靖子 絵コンテ:瀬木弘正 演出:高橋賢 総作画監督:石本峻一 アクションディレクター:高橋賢 作画監督:津曲大介、木下由衣、髙阪雅基、森田莉奈、角田春美、田中春香

ベイビィ・フェイス

プロシュートとペッシを打ち倒したブチャラティ達は、車でヴェネツィアへと向かっていた。暗殺者チームのメローネは、現場に残されていたブチャラティの血液を採取しスタンド「ベイビィ・フェイス」を発動。列車にいた女性を襲い生み出されたスタンドは、ブチャラティが発するエネルギーを自動追跡する遠隔パワー型スタンドだった。

脚本:小林靖子 絵コンテ:川畑喬、津田尚克 演出:津田尚克、高橋雅和 総作画監督:石本峻一、田中春香 アクションディレクター:津田尚克 メカ作画監督:鬼窪浩久、棚澤隆 作画監督:横山謙次、姉崎早也花、千葉山夏恵、劉雲留

ヴェネツィアへ向かえ!

ベイビィ・フェイスが生み出したスタンドの「人間を別の物体に組み替える」能力をヒントに、ゴールド・エクスペリエンスの能力で「身体の部品を作る」方法を見出したジョルノ。奪われた身体を復元し、反撃に出る。一方トリッシュを狙う暗殺者チームのギアッチョは、メローネと合流するため、ジョルノ達のもとへ車を走らせていた。

脚本:猪爪慎一 絵コンテ:なかの★陽、たかはしひでや 演出:宮島善博 総作画監督:石本峻一、田中春香 アクションディレクター:岩崎安利 銃器作画監督:棚澤隆 メカ作画監督:鬼窪浩久 作画監督:SHIN HYUNG WOO、森藤希子、小林理、岩崎安利、髙阪雅基、劉雲留、田中春香、木下由衣

ホワイト・アルバム

空気中の水分を超低温で凝結させ、スーツのように身に纏うギアッチョのスタンド「ホワイト・アルバム」。走行中の車内で低温による攻撃を受けながらもなんとかヴェネツィアに到着したジョルノとミスタだったが、運河へ車ごと飛び込んだ結果、窮地に陥ってしまう。自らの犠牲を厭わない様子のミスタに、ジョルノは犠牲の心でなく『覚悟』が必要であることを示す。

脚本:猪爪慎一 絵コンテ:吉田泰三 演出:長田伸二 総作画監督:石本峻一 アクションディレクター:片山貴仁 銃器作画監督:棚澤隆、宝谷幸稔 作画監督:森田莉奈、上竹哲郎、宝谷幸稔、津曲大介、長田伸二

ボスからの最終指令

互いに示した『覚悟』により、強敵ギアッチョを倒したミスタとジョルノ。入手したDISCの中に収められていたメッセージは、「サン・ジョルジョ・マジョーレ島の教会にある大鐘楼、その塔の上にトリッシュを連れて行く」というボスからの最終指令だった。トリッシュを連れ、塔を昇るブチャラティ。しかしエレベーターの中から突如としてトリッシュが姿を消す。ブチャラティはエレベーター内に残された痕跡を見て、ボスの真の狙いに気付く――。

脚本:津田尚克 絵コンテ・演出:亀井隆広 総作画監督:石本峻一、田中春香 アクションディレクター:鈴木勘太 作画監督:姉崎早也花、千葉山夏恵、木下由衣、横山謙次、髙阪雅基、石本峻一、鈴木勘太、森田莉奈

キング・クリムゾンの謎

ボスの真の狙いが自らの正体を完全に消し去るためにトリッシュを始末することだと悟ったブチャラティは、信じた正義を再び裏切ったボスを倒し、トリッシュを救い出すことを決意する。一方、ボートでブチャラティの戻りを待つジョルノは、ただならぬ異変を感じていた。『空の雲はちぎれ飛んだ事に気づかず、消えた炎は消えた瞬間を炎自身さえ認識しない』。ボスのスタンド「キング・クリムゾン」が立ちはだかる。

脚本・コンテ・演出:津田尚克 絵コンテ:木村泰大 演出:高橋雅和 総作画監督:石本峻一、田中春香 アクションディレクター:片山貴仁、岩崎安利 メカ作画監督:宝谷幸稔 作画監督:石本峻一、豊田暁子、森藤希子、SHIN HYUNG WOO、小林理、長田伸二、横山謙次、木下由衣、千葉山夏恵、森田莉奈、髙阪雅基

ガッツの「G」

それぞれの『正義』、それぞれの『意志』により、組織を裏切る道を歩み出したブチャラティ達。トリッシュも自らの意志で「自分は何者から生まれたのか」を知るために、「母は『サルディニア島』で父と出会った」と話す。ヴェネツィアで様子を伺っていた一行だったが、レストランでの食事中、ナランチャがスタンド攻撃を受ける。ボス直属の親衛隊が、動きを見せ始めた。

脚本:ヤスカワショウゴ 絵コンテ:髙橋秀弥、藤本ジ朗 演出:村田光 アクションディレクター:久々宮ぎん 作画監督:千葉山夏恵、姉崎早也花、髙阪雅基、横山謙次、SHIN HYUNG WOO、芦谷耕平

クラッシュとトーキング・ヘッド

ナランチャに攻撃したのは、親衛隊のスクアーロのスタンド「クラッシュ」だった。さらに、スクアーロの相棒・ティッツァーノのスタンド「トーキング・ヘッド」の能力により、考えていることの逆を言ってしまうナランチャ。スクアーロとティッツァーノはナランチャを利用してチームを撹乱し確実に追い詰めていく。二人の親衛隊を相手に危機に陥るナランチャだが、無事ヴェネツィアを脱出するため、臆することなく立ち向かっていく。

脚本:ヤスカワショウゴ 絵コンテ:藤本ジ朗 演出:江副仁美 アクションディレクター:鈴木勘太 作画監督:木下由衣、森藤希子、上竹哲郎、小林理、胡陽樹、芦谷耕平、髙阪雅基

ノトーリアス・B・I・G(ビッグ)

スクアーロとティッツァーノを倒したブチャラティたちは、ボスの過去を探るためサルディニア島へ出発する。ジェット機を確保するためマルコ・ポーロ空港へ向かったところ、一人の不気味な男が近づいてきた。スタンドを発動しようとしたそのスタンド使いを、ミスタは攻撃される前に射殺。あまりのあっけなさに違和感を抱きながらも飛び立った一行だったが、ジェット機の中、ジョルノは戸棚から不審な物音を聞く……。

脚本:ふでやすかずゆき 絵コンテ:川畑喬 演出:鈴木恭兵 総作画監督:石本峻一、田中春香 アクションディレクター:片山貴仁 作画監督:石本峻一、田中春香、豊田暁子、森田莉奈

スパイス・ガール

空港でミスタが殺害した男・カルネのスタンドは、自らが死んで初めて発現するスタンド「ノトーリアス・B・I・G」だった。『動き』に反応し次々に襲い掛かるノトーリアス・B・I・G。ジョルノは両腕を失い、ゴールド・エクスペリエンスの能力が使えなくなったかのように思われたが、ブローチに生命を与え左手を創り出していた。トリッシュはその左手を守ると決心し、ブローチに向かうが、動きを感知されてしまう。絶体絶命かと思われたそのとき、トリッシュのスタンド「スパイス・ガール」が発現した。

脚本:ふでやすかずゆき 絵コンテ:南川達馬、藤本ジ朗 演出:高橋雅和 総作画監督:石本峻一、田中春香 アクションディレクター:鈴木勘太、岩崎安利 作画監督:津曲大介、千葉山夏恵、横山謙次、SHIN HYUNG WOO、芦谷耕平

ほんの少し昔の物語 ~ぼくの名はドッピオ~

1965年、夏。アドリア海に浮かぶ女子刑務所の中で一人の女性が男児を出産した。奇妙なことだが、彼女は女性しかいない環境下で2年前から服役していたにも関わらず妊娠していたのだった…。時が経ち現在、サルディニア島に一人の若い青年が訪れていた。彼の名はドッピオ。時を同じくして暗殺者チームのリーダー、リゾットもトリッシュとブチャラティたちの行方を追ってサルディニア島に到着する。ドッピオとリゾットが、コスタ・ズメラルダで出会う。

脚本:猪爪慎一 絵コンテ:亀井隆広 演出:亀井隆広、村田光、青柳宏宜 総作画監督:石本峻一 アクションディレクター:鈴木勘太 作画監督:木下由衣、森藤希子、髙阪雅基、豊田暁子、小林理

キング・クリムゾンvsメタリカ

スタンドの音を聞き取った仕草から、ドッピオがボスから信頼されたスタンド使いであると判断したリゾットは、磁力を操るスタンド「メタリカ」によりドッピオを攻撃する。ドッピオはボスからの電話により与えられた「キング・クリムゾン」の能力の一部「エピタフ」を使い応戦。戦いの最中、ドッピオの様子が徐々に変化していることに気付いたリゾットは、ドッピオの正体を悟る。

脚本:堀内全 絵コンテ:吉田泰三 演出:長田伸二 総作画監督:石本峻一 作画監督:田中宏紀

今にも落ちて来そうな空の下で

リゾットの猛攻により窮地に陥ったドッピオだが、崖の下にいたナランチャのエアロスミスによる銃撃を誘い込み、リゾットに致命傷を負わせる。ブチャラティとナランチャはエアロスミスが察知した敵を確認するため崖の上へと向かい、アバッキオはトリッシュの母親を撮影した人物の正体を暴くため、ムーディー・ブルースで15年前の海岸を再生(リプレイ)する。

脚本:小林靖子 絵コンテ・演出:髙橋秀弥 総作画監督:石本峻一、田中春香 アクションディレクター:岩崎安利 作画監督:石本峻一、田中春香、津曲大介、横山謙次、森田莉奈

目的地はローマ!コロッセオ

死の間際、アバッキオはムーディー・ブルースの再生(リプレイ)を終え、ボスの顔と指紋をデスマスクとして仲間たちに残した。アバッキオの意志を継ぎ、残された指紋からボスを探し出そうとするブチャラティ達に、突然何者からか通話が入る。謎の男は、ボスの名は「ディアボロ」であると明かし、ディアボロを倒す可能性が『矢』にあると話す。ブチャラティたちは男に会うため、男が待つローマのコロッセオへと向かう。

脚本:ヤスカワショウゴ 絵コンテ・演出:久保雄介 総作画監督:石本峻一、田中春香 アクションディレクター:鈴木勘太 銃器作画監督:宝谷幸稔 作画監督:CHA MYOUNG JUN

グリーン・ディとオアシス その①

ブチャラティたちを待ち受けていたのはボスの差し向けた追手、チョコラータとセッコだった。チョコラータはスタンド「グリーン・ディ」を発動。生物を腐らせるカビによりブチャラティたちが到着した漁村の人々諸共、無差別に攻撃を始める。ブチャラティたちは攻撃を避けコロッセオを目指そうとするが、セッコがスタンド「オアシス」で行く手を阻む。

脚本:ヤスカワショウゴ 絵コンテ:川畑喬 演出:左藤洋二 総作画監督:石本峻一、田中春香 アクションディレクター:片山貴仁 銃器作画監督:宝谷幸稔 作画監督:SHIN HYUNG WOO、豊田暁子、小林理、髙阪雅基、石本峻一、田中春香

グリーン・ディとオアシス その②

チョコラータがヘリコプターに乗り上昇を始めると、「グリーン・ディ」は能力により殺傷範囲を拡大。そのままローマへと向かい、ローマの街全体に殺人カビを撒き散らそうとする。チョコラータの狙いを阻止しようとするブチャラティたちの前に、セッコが立ちはだかる。ジョルノとミスタはチョコラータ、ブチャラティはセッコと対峙することを決意する。

脚本:ふでやすかずゆき 絵コンテ:藤本ジ朗 演出:木村泰大 総作画監督:石本峻一 アクションディレクター:鈴木勘太、片山貴仁 銃器作画監督:宝谷幸稔 作画監督:津曲大介、横山謙次、木下由衣、森田莉奈

グリーン・ディとオアシス その③

激戦の末、チョコラータを打ち破ったジョルノとミスタ。しかしチョコラータが最期に残した留守番電話を受け取ったセッコは、コロッセオにボスを倒す秘密があることを知る。チョコラータの敗北を悟り、秘密を求めコロッセオへ向かおうとするセッコ。セッコを阻止するためブチャラティは攻撃を仕掛けるが、「オアシス」の強力な能力に苦戦する。コロッセオを目前に熾烈な戦いが繰り広げられる。

脚本:ふでやすかずゆき 絵コンテ:大原実 演出:長田伸二 総作画監督:石本峻一、田中春香 アクションディレクター:岩崎安利、鈴木勘太 作画監督:石本峻一、森藤希子、髙阪雅基、長田伸二、鄧佳湄、津曲大介、千葉山夏恵、CHA MYOUNG JUN、豊田暁子、木下由衣

そいつの名はディアボロ

セッコとの戦いに勝利したブチャラティだが、その身体は限界に近づいていた。既にローマに到着していたボスは、ドッピオの姿でブチャラティに声をかけ接近。ブチャラティの様態を察し、自らがトリッシュであるかのように振る舞うことで存在を偽装する。コロッセオにはボスを倒す秘密を握る男が待っていた。そして時が飛び、ボスの真の姿が明らかになる。

脚本:堀内全 絵コンテ:大原実 演出:青柳宏宜、まつきけいいち 総作画監督:石本峻一、田中春香 アクションディレクター:鈴木勘太 作画監督:石本峻一、田中春香、石山正修、SHIN HYUNG WOO、横山謙次、木下由衣、森田莉奈、小林理、髙阪雅基、石橋大輔

鎮魂歌(レクイエム)は静かに奏でられる その①

ボスを倒す秘密を握る男ジャン・ピエール・ポルナレフ。彼の前に現れたのはブチャラティたちではなく、パッショーネを統べるボスの真の姿、ディアボロだった。ポルナレフを始末しようとディアボロがキング・クリムゾンを発動したその時、ポルナレフのスタンド「シルバーチャリオッツ」が「矢」に貫かれた。ディアボロ、そしてコロッセオに近づいていたジョルノたちの身体に異変が起き始める。次第に力が入らなくなった彼らは倒れ、眠りにつく。深い眠りから覚めた彼らの精神には、ある変化が現れていた。

脚本:ヤスカワショウゴ 絵コンテ:大原実 演出:高橋謙仁 総作画監督:石本峻一、田中春香 アクションディレクター:鈴木勘太、岩崎安利 銃器作画監督:宝谷幸稔 作画監督:柴田和紀、豊田暁子、木下由衣、髙阪雅基、宝谷幸稔、森藤希子、田中春香、石本峻一

鎮魂歌(レクイエム)は静かに奏でられる その②

「矢」に貫かれた「シルバーチャリオッツ」は、「チャリオッツ・レクイエム」となり暴走を始め、辺り一帯にいる者の精神をそれぞれ入れ替えてしまった。混乱するジョルノたちの前にポルナレフが姿を現す。「力のある者が『矢』を使えば、その者はすべての生き物の精神を支配する力を持つことになる」――。ポルナレフからスタンド力(パワー)には「先」があると知らされたジョルノたちはブチャラティと合流し、レクイエムから「矢」を奪おうとする。

脚本:猪爪慎一 絵コンテ・演出:久保雄介 総作画監督:石本峻一、田中春香 アクションディレクター:鈴木勘太、岩崎安利 銃器作画監督:宝谷幸稔 作画監督:石本峻一、SHIN HYUNG WOO、石山正修、津曲大介、柴田和紀、小林理、森藤希子、田中春香、小島えり

ディアボロ浮上

暴走した「チャリオッツ・レクイエム」の真の能力により、ポルナレフの身体が異形のモノへと変貌を始めた。異常な事態に、一刻も早くレクイエムから「矢」を取り上げようと追うブチャラティたち。しかしジョルノは「ディアボロの精神が、この中の誰かに取り憑いている」と告げる。身体と精神が入れ替わったジョルノたちに潜む、ディアボロの精神。鎮魂歌が奏でられる中、ジョルノたちとディアボロ、どちらが先にレクイエムから「矢」を奪うか。そして遂に、ディアボロが姿を現す。

脚本:猪爪慎一 絵コンテ:吉田泰三 演出:亀井隆広 総作画監督:石本峻一、田中春香 アクションディレクター:岩崎安利 銃器作画監督:宝谷幸稔 作画監督:長田伸二、木下由衣、森田莉奈、横山謙次、SHIN HYUNG WOO、髙阪雅基、柴田和紀、田中宏紀、石本峻一、田中春香

王の中の王(キング・オブ・キングス)

トリッシュの精神に取り憑いていたディアボロは、レクイエムの謎を解き「矢」を奪うことに成功。ジョルノ達は矢を取り返そうと攻撃を繰り出すが、時を飛ばすキング・クリムゾン、そして未来を予知するエピタフの能力を前に、攻撃は届かない。そしてディアボロが自身のスタンドに「矢」を突き立てようとしたその時、ブチャラティは、レクイエムを完全に破壊する。圧倒的な力を持つディアボロに、ジョルノ達は立ち向かっていく。

脚本:ふでやすかずゆき 絵コンテ:鈴木恭兵、大原実 演出:鈴木恭兵 総作画監督:石本峻一、田中春香 アクションディレクター:片山貴仁 銃器作画監督:宝谷幸稔 作画監督:石本峻一、田中春香、片山貴仁、津曲大介、森藤希子、石山正修、横山謙次、木下由衣、豊田暁子、小林理、SHIN HYUNG WOO

ゴールド・E(エクスペリエンス)・レクイエム

ブチャラティ達が繋いだ「矢」を受け取ったジョルノは、ディアボロとの死闘の末、ゴールド・エクスペリエンスを矢で貫いた。「真実から出た『誠の行動』は決して滅びはしない」。進化したジョルノのスタンド「ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム」は、ディアボロを「死ぬ」という真実へさえも辿り着かない、終わりのない「終わり」へと葬る。

脚本:小林靖子 絵コンテ:加藤敏幸、藤本ジ朗 演出:菅原尚 総作画監督:石本峻一、田中春香 アクションディレクター:鈴木勘太 銃器作画監督:宝谷幸稔 作画監督:SHIN HYUNG WOO、石山正修、森藤希子、横山謙次、髙阪雅基、木下由衣、柴田和紀、石本峻一、田中春香

眠れる奴隷

ジョルノがブチャラティ達に出会う前、ブチャラティの元へある花屋の店主が訪れた。店主は、数か月前に『奇妙な形の石』を持ったまま娘がマンションから飛び降りて亡くなった事件の、真相を突き止めて欲しいと依頼する。捜査を任されたミスタは、疑いのある娘のボーイフレンドだった彫刻家・スコリッピを見つける。スコリッピはミスタに「われわれは皆『運命の奴隷』だ」と告げ、ミスタの前に現れた奇妙な石は、ブチャラティのある『運命』を告げていた。

脚本:小林靖子 絵コンテ:藤本ジ朗、吉田泰三 演出:岩崎安利、髙橋秀弥 総作画監督:石本峻一、田中春香 銃器作画監督:宝谷幸稔 作画監督:木下由衣、高坂雅基、森藤希子、森田莉奈、上竹哲郎、鈴木勘太、片山貴仁、小林理、横山謙次、石山正修、津曲大介、SHIN HYUNG WOO、石本峻一、田中春香

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